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芦北町 2022.01.21
株式会社T'sagencyの芦北サテライトオフィス計石お試し体験に密着!
- 体験
芦北町
2022.01.21
体験
地方創生の一環として、現在さまざまな地域で企業誘致の動きが活発化しています。
皆さんは、熊本県南部にある人口わずか16,000人ほどの「芦北町」が、東京のIT企業2社の企業誘致に成功した話を知っていますか?
人口減少問題に悩む芦北町は、町全体をあげて企業誘致に積極的に取り組んでいるところです。のどかな自然とあたたかい町民に恵まれた芦北町には、閉校した小学校を活用したサテライトオフィスがあります。手厚い補助金制度もあり、芦北町の魅力に惹かれたIT企業が地方進出を決め、芦北町の地域活性化と雇用創出に貢献しています。
そんな芦北町を「見て」「触れて」「体験できる」視察ツアーが実施されており、この度、東京に本社を置く「株式会社T'sagency」と「株式会社ヒトイロ」が参加をしました。
本記事では、T'sagency社が視察ツアー体験を終えた感想や、地方進出に対する想いなどをインタビューを交えてご紹介します。
芦北視察ツアーは、芦北町の自然・文化・人に触れられる体験型のツアーです。
芦北町の「ありのままの姿」を知ることで企業の方に興味をもってもらい、地方進出先の選択肢の一つとして考えてもらうことがツアーの目的となっています。
まずは、2021年9月13日〜14日に実施された今回のツアーを、かんたんにご紹介していきます。
⇒株式会社T'sagencyの視察ツアーを密着取材!
⇒株式会社ヒトイロの視察ツアーを密着取材!
最初のプログラムとなったのが、芦北町民の暮らしを支える芦北町役場への訪問と挨拶です。
役場では、商工観光課「窯課長」や商工観光課商工振興係「上野係長」が立ち会い、芦北町の現状や町おこしで取り組んでいる施策などの説明がされました。
T'sagency社の鎌田さんは、「過去の自分のように、見えないものを怖いと感じている若者の背中を押してチャンスを与えたい。熊本にUターンするときに東京で培った知識や経験を活かせる場所をつくってあげたい」と語りました。
芦北町役場のあとに向かったのは、幕末の頃から伝わる「うたせ網漁業」を行っている「うたせ船」です。
大きな白い帆を持ったうたせ船は、遠くから見るとまるで白いドレスを身に纏っているように見えます。その姿から「海の貴婦人」とも呼ばれ、不知火海のシンボルとなっています。
うたせ船に約2時間乗船した鎌田さんらは、船上での釣りや、採れたての新鮮なエビやイカを生で堪能しました。鎌田さんは「湖のような海に感動した!」と貴重な体験に満足された様子でした。
1日目最後のプログラムとなったのが、芦北町の知る人ぞ知るステーキの名店「ダ・ロープ亭」での食事です。
1本1kgの巨大なヒレ肉を、鉄板の上で豪快に焼いて食べるスタイルには一同も驚愕!
実は、鎌田さんは実家が焼肉店で、肉に関して肥えた舌をお持ちの方でした。それでも都会ではなかなか味わえないお肉に、「最高でした!」と満点の評価をいただきました!
視察ツアー2日目、最後のプログラムとして「芦北サテライトオフィス計石」でのお試しオフィス体験が実施されました。
ツアー参加企業の一同は、旧計石小学校を活用したサテライトオフィスの外観から内装、敷地内のオブジェクトに至るまで興味津々のご様子でした!
そして、図書館として利用されていたスペースを使ったお試しオフィス体験がスタート。芦北町に進出した場合、どのような環境下で仕事ができるのかをイメージしながら各自作業を行いました。
鎌田さんは「景観が最高ですね。進出企業の横の繋がりを使った新たな試みもできそう!」と語り、芦北サテライトオフィス計石への進出を前向きに検討されていた様子でした。
芦北サテライトオフィス計石の施設やお試しオフィス体験の様子をさらに知りたい方は、こちらの関連記事もご覧ください。
⇒株式会社T'sagencyの芦北サテライトオフィス計石お試し体験に密着!
⇒株式会社ヒトイロの芦北サテライトオフィス計石お試し体験に密着!
わたしたちWEB TATEの取材班は、2日間の視察ツアーを終えた「株式会社T'sagency」の鎌田さんに感想などをお聞きしました!
視察ツアーに臨む前、鎌田さんは芦北町に対して「のほほんとした田舎で、行政の方たちもあたたかいイメージがある」と語っていました。
実際に芦北町の自然や文化、人に触れて鎌田さんは何を感じてどう思ったのか、そのリアルな声をお届けします。
――視察ツアー2日間で、最も印象に残ったものはなんでしょうか?
鎌田さん「最も印象に残ったのは、サテライトオフィスのインパクトですね。あとは、何かプレゼンしたり説得したりする際は、相手を口説かないといけないと思っているんですが、行政の方々が最初からウェルカムな姿勢だったことに驚きました!」
――他の地方自治体と比べて芦北町の自治体の熱量は違いましたか?
鎌田さん:全然違いますね!普通の入札案件でいうと、行政は安くて良いものを選ぶという消費者に近い目線になります。ですが、芦北町の皆さんのお話を聞くと、『せっかくの縁だし、どこまで寄り添って協力できるか』というスタンスであることがわかりました。企業と行政の距離が離れているとコミュニケーション不足になってしまいますが、芦北町は距離が近いからこそ、寄り添ったときに『何か生み出せるかもしれない』と感じさせてくれるんです。」
――芦北町で2日間過ごしてみて、芦北町ならではの魅力に気づくことはできましたか?
鎌田さん「新しいことに積極的な姿勢は、他の地方自治体では見られなかったので、とても魅力を感じています。芦北町には宝物がいっぱい眠っていそうな気がするので、0から始めるワクワク感があります。ここが実家だったら最高ですね!若い頃から前向きな姿勢を肯定してもらえますし、学生起業にはもってこいの場所だと思います。」
――もし、芦北町に暮らすことになった場合、生活環境に馴染めるイメージはもてますか?
鎌田さん「都会とは買い物する場所も交通インフラも異なりますが、全然問題ないと思います!ただ、今は電車、徒歩、タクシーが移動手段なので、移動用の車は必須になりますよね。ライフスタイルは変わると思いますけど、むしろそれが楽しみに感じますね!」
――芦北町に進出するとなった場合、気になる点はありますか?
鎌田さん「芦北町の求人・採用が、どのような仕組みなっているのかは気になります。それと、文化の違いをどうやって擦り合わせていくのかですね。物理的に距離が遠くなる点は、進出する際には考えなければならないです。あとは、地元の方が休日にどこで買い物をして、何をして遊んでいるのかが気になります。みんなで集まれる飲み屋なども知りたいですね!」
――現在、芦北町は人口減少に悩んでいますが、T'sagency社が協力できることはありますか?
鎌田さん「雇用に関しては、今の事業をそのまま芦北町で行う形でも助けることができます。まずは、芦北町から上京する若者を弊社がサポートして、『良いものは良い、悪いものは悪い』とジャッジしてもらいます。そして、Uターンで芦北町に戻ってきたときに、東京で培った知識や経験を活かせる場所を弊社がつくってあげることで、若者のチャレンジを応援することができると考えています。」
――今回の芦北視察ツアーを体験してみて、熊本県に進出したいという想いは強まりましたか?
鎌田さん「はい!熊本県への進出はポジティブに考えていますし、気持ちはだいたい固まっています!」
熊本県では、二拠点・多拠点での事業展開を目指す企業に向けた手厚い補助金制度を設けています。
地方進出先でサテライトオフィスを構える場合、懸念とされるのはイニシャルコストや、事業が軌道に乗るまでのランニングコストです。
熊本県では、以下の要件を満たす場合、サテライトオフィスに設置に関する補助制度を受けられます。
進出企業にかかる負担を大きく削減できる、補助金制度の数々をご紹介していきます!
人口減少市町村に指定されている地域(※1)でサテライトオフィスを設置する場合、設備購入費・リース費用・オフィスの内装工事費用などに対する3分の1の補助金が下ります。
他の補助制度と併用すれが、最大3分の2までコスト削減が実現します!
※1:熊本市、合志市、大津町、菊陽町、西原村、嘉島町を除く県内市町村が該当。
該当の地域にサテライトオフィスを設置する場合、家賃の2分の1の補助金が下ります。適用期間は4年間、最大1,500万円となるため、事業が軌道に乗るまでの固定費を削減可能です。
他の補助制度と併用すれば、最大家賃の満額まで補助されます!
事業で必要となるインターネット通信回線や、クラウドサービス使用料の2分の1補助金が下ります。適用期間は4年間で、最大1,000万円が上限です。
他の補助制度と併用すれば、最大満額まで補助されるため負担はゼロです!
サテライトオフィスで新規雇用があった場合、雇用形式に応じて以下の補助金が下ります。
上記の補助金は、過疎、離島、半島地域に立地する場合に1.5倍になります。本社や支社からの雇用の場合は、住民票の移転が必要です。
他の補助制度と併用すれば、最大45万円まで補助されます!
熊本県への進出や補助金制度の要件・内容に関して気になることがあれば、熊本県企業進出プラットフォーム「With KUMAMOTO」のお問い合わせフォームまでご連絡ください。
オンラインでのご相談を受け付けておりますので、お気兼ねなく何でもお尋ねください。
芦北町の「ありのままの姿」を知ることができる芦北視察ツアー。
今回の視察ツアーに参加した「株式会社T'sagency」と「株式会社ヒトイロ」は、2日間を通して芦北町の自然・文化・人に触れて強く心を動かされたように見えました。
自然豊かな芦北町には、大型の商業施設もなければ、ビッグターミナル駅もありません。それでも、東京のIT企業が続々と芦北町に進出しているのは、町の人のあたたかさと、行政の新しいことに前向きな姿勢があるからです。
IT企業の進出を両手を広げて待っている熊本県の芦北町に、皆さんも興味をもたれたのではないでしょうか?
まさに今、地方進出先をご検討されている方は、ぜひこの機会に視察ツアーを熊本県で体験してみてください!
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