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特集記事 2023.02.21
特集記事
2023.02.10
猫に会える離島で働く！湯島にある「シーグラス」の特徴や魅力を詳しく紹介
熊本県上天草の沖合に浮かぶ湯島。
島民は約300人。周囲は約4キロで、ゆっくり歩いても1時間程で1周できてしまう程の小さな島ですが、現在、SNSを中心に高い注目を集めていることをご存知でしょうか。
その理由は、湯島が島民よりも猫の数の方が多い“ネコ島”だからです。
路地裏や海辺、軒先やベンチの上など、あらゆるところに猫がいる湯島では、人と猫が仲良く共存しながら生活しています。
そんな湯島にある『シーグラス』は、広大な自然、きれいな海、可愛い猫に囲まれながら、ゆっくりと仕事ができる最高のワーケーション施設です。
この記事では、シーグラスの特徴や魅力を詳しく紹介します。
熊本県で働ける場所を探している方、地方移住に興味がある方、猫島で仕事をしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
シーグラスの施設概要
湯島には野良猫は1匹もいません。なぜなら、島民全員が飼い主だからです。
島民が協力して餌を与えているため、痩せている猫を見かけることはありません。また、人に慣れている猫も多いため、初めて訪れる方でもコミュニケーションを楽しむことができます。
さらに、美しい浜辺はウミガメの産卵地としても有名です。
港の近くにあるハートのアコウ樹は樹齢100年を超えているパワースポットで、釣りの名所も随所にあります。真鯛が有名で、海の幸をふんだんに楽しむことができます！
移住定住や島の活性化を目的に設立されたシーグラスは、令和2年6月にオープンしました。まずは、施設概要から詳しく紹介していきます。
| 施設名 | シーグラス |
| 住所 | 熊本県上天草市大矢野町湯島540-3 |
| TEL | 0964-26-5539 |
| 公式サイト | https://www.city.kamiamakusa.kumamoto.jp/ |
シェアオフィス・コワーキングスペース
シーグラスには、市内外の方を問わず誰でも利用できるコワーキングスペースがあります。
圧巻なのは、きれいな海を一望できるオーシャンビュー。簡易キッチン、プリンター、電子ケトルは共用で利用できるため、ちょっとした料理なども可能です。
シェアハウス、コワーキングスペースを利用したい方は、以下の流れで申請してください。
- 利用承認申請書の記載
- 湯島出張所か企画政策課へ申請を出す
- 承認紹介と利用料の納付通知書が発行される
- 利用料を納付する
- 利用開始
利用開始日の5日前までの申請が必要で、利用当日は管理者による本人確認があるため、必ず利用承認書と領収書を持って行くようにしてください。
利用料金は以下の通りです。
お試し居住スペース
市外に住んでいて湯島への移住や定住を希望している方は、実際にシーグラスで島暮らしを体験することができます！
利用対象者は湯島への移住を希望する方。雄大な海を見ながら仕事をすることができ、キッチン等も使っていいので自炊も可能です。
都内のコンクリートジャングルの中で仕事をしていると、クリエイティブな発想がなかなか湧きにくかったりします。
しかし湯島なら、こんな絶景を見ながら仕事ができるため、新しい発想が生まれてくるかも！
このように、生活に必要な設備は整っています。きれい！
お試し居住スペースの利用を考えている場合は、利用日の10日前までに市役所企画政策課への申請が必要です。料金や注意事項は以下をご確認ください。
| 料金 | 1週間12,000円。以降1日ごとに2,000円 ※最大1ヶ月（30日間）まで |
| 人数 | 定員3名（申請者の方と同一の世帯員のみ） |
| 注意事項 | ・室内は禁煙です。 ・ペット同伴でのご利用はできません。 ・ご利用はおひとり様(一世帯)一回限りです。 ・利用期間の延長はできません。 |
シーグラスの魅力や特徴は？ご担当者さまへ直撃インタビュー！
本記事掲載にあたり、シーグラスのご担当者さまに話を伺うことができました。ここからは、インタビューの模様をお届けいたします。
観光人口を関係人口へ
――何年に設立された施設ですか？
「令和2年（2019）年6月からの供用開始です。」
――どのような経緯（きっかけ）で作られた施設ですか？
「離島湯島では、人口減少や少子高齢化が他地域より加速しているものの、ネコ島としての知名度が向上し来島される方は増加傾向にありました。」
「この観光人口を関係人口へと導き、また移住定住を促進する手段として都市住民と地元住民が交流する場を整備することにより、湯島の活性化を図ることを目的として設置しました。」
――施設の経営理念や運営方針、またはコンセプトを教えてください。
「地元住民には新しいワークスタイルの提案を、都市部の住民にはワーケーション施設として働きながら地域（島）の魅力を体験できる場を。また、双方が交流することによりライフワーク等アップデートできるスペースとして活用していただきたいと考えています。」
目の前の窓から海を眺望できる
――『お試し居住スペース』をはじめとする各スペースの特徴や利用目的などを教えてください。
「お試し居住スペースは、市外にお住まいで、湯島への移住を検討している方や島暮らしを体験したい方にご利用いただけます。コワーキングスペースは、ゆったりとした時間の中で、海を眺めながら作業や仕事ができ、打ち合わせやワークショップの会場として利用できるスペースです。」
――施設の雰囲気やインテリアでこだわっているポイントはありますか？
「モダンな雰囲気で目の前の窓から海が眺望できます。お試し移住施設では、調理器具や浴室など最新の電化設備を使っています。」
――主にどのような職種の方が施設を利用されていますか？
「シェアオフィスは地元の地域おこし協力隊の方や、湯島でイベントを開催する際の会場として団体様に利用されています。」
「また、夏休みや冬休みは島の小中学校向けに宿題に取り組む場所として、無料開放しています。お試し移住施設はテレワーク可能な管理職やITクリエーター関連の方が滞在されます。」
――利用者の年齢・性別・居住地（地元の方か、遠方の方か）などの傾向を教えてください。
「利用者は主に地元の方で、団体での会議などの利用が多いです」
――法人・個人はどちらの方が多く利用されていますか？
「6割が個人で4割が法人です。」
――利用者はどのような雰囲気で施設を利用していますか？
「仕事に黙々と集中する方もいらっしゃいますし、利用者同士や地元住民と積極的に交流する方もいらっしゃいます。」
――利用者はどのようなきっかけで施設の存在を知り、利用することが多いのですか？
「湯島に実際に長期休暇訪問された方が施設をご覧になったり、地元の方に紹介されたりするなどして、その後ホームページ等でお調べになって問い合わせくださることが多いようです。」
長期休暇中は小中学生へ施設を開放
――施設の集客で力を入れている、または力を入れていきたい取り組みを教えてください。
「地元の方と島外の方とが交流できるような「ちいさなイベント」を企画し開催しています。」
――過去の事例や、今後の開催予定について具体的に教えていただけますか？
「島には塾や図書館など子どもたちが快適に宿題等を実施する施設がないため、長期休暇（夏休み、冬休み）には小中学生向けに施設を開放しています。」
――施設と利用者、または利用者同士が交流するような企画はありますか？
「令和4年度のイベントは地元の方向けに健康講座やもくもく会（子どもたちが集まってもくもくと宿題を実施する会）を開催しました。今後は、島外の方にも参加していただける企画を実施していく予定です。」
――利用者が快適に利用できるように工夫していることがあれば教えてください。
「施設は令和元年度に完成した新しい建物なので、快適に利用していただけます。海に向かってカウンターを設置しており、顔を上げるとすぐに海と島々を眺めることができ、リラックスしながら作業したい方にオススメです。」
――利用者が休憩中にくつろげるスペースや、飲食などのサービスはありますか？
「特に休憩場所を設けてはいませんが、貸切部屋とすることもできます。飲食等の提供はしていませんが、キッチン設備は自由に開放しています。」
――施設で利用できる設備・機器やインフラ環境を教えてください。
「プリンター、ホワイトボード、プロジェクターを備えているので、オンラインMTGにも対応しています。」
――これから初めて利用する方に向けて、初回の料金プランを教えてください。
「個人の場合は、市内の方は最初の１時間100円、以降１時間ごとに50円加算。市外の方は最初の１時間200円、以降１時間ごとに100円加算です。」
「団体の場合は、最大2室まで貸切ができます。市内の方は1室（6名程度）を250円で貸切利用、以降１時間ごとに50円。市外の方は1室を500円で貸切利用、以降1時間ごとに100円となります。」
最高のロケーションで仕事ができる環境
――施設のアピールポイントを教えていただけますか？
「海岸に面しているため、素晴らしいオーシャンビューを眺めながら仕事ができます。また、築年数が新しく綺麗でシンプル、かつお洒落な施設です。」
――利用者に対して、どのような接客やサービスを心がけていますか？
「観光スポットや島暮らしの様子などの紹介を行っています。年末年始以外は基本的には年中無休で、滞在者については万が一にも備えて24時間対応が可能です。」
――今後どのような方に施設を利用してもらいたいと考えていますか？
「島暮らしを体験したい方、海を眺めながらゆったりとお仕事をしたい方、移住検討者、テレワークでお仕事ができる方、地元住民にも利用して頂きたいです。」
――最後にPRしたいことがございましたらコメントをお願いします。
「ゆったりとした時間の中で、海を眺めながら作業や仕事ができるスペースです。ワークショップやセミナースペースとして団体利用もできます。」
「Wi-Fi（光回線）もありますので、テレワークやワーケーションの場所としてもおすすめです。海側にあるベンチやウッドデッキで潮風を浴びながら休憩したり、海辺を散歩してリフレッシュできる最高のロケーションです。」
「島には、大矢野町から１日５往復の定期船を利用して渡る必要があります。ぜひ、心と時間に余裕を持ってお越しください。」
まとめ
きれいな海を眺めながら仕事ができるシーグラスは、ワーケーションに最適な施設です。
疲れたら海辺を散歩するもよし、海風に吹かれて休憩するもよし、猫と遊ぶもよし。都会では決して味わえない贅沢な時間を、ここでは存分に満喫できます。
特に海が好き、猫が好きな方には最高のワーケーション施設であるといえるのではないでしょうか。
シーグラスのコワーキングスペースを使いたい、シェアオフィスとして活用したいと考えている方は、気軽にお問い合わせください！
