南小国町
2022.01.21
南小国町のコワーキングスペース「未来づくり拠点MOG」の概要や魅力を紹介!
黒川温泉や「熊本緑の百景」第1位に選ばれた瀬の本高原などがあり、観光地としても知名度の高い阿蘇・南小国町。
豊かな自然に囲まれた南小国町は人気の観光スポットという顔のほかにも、起業や新規事業を応援する「挑戦を応援する町」という一面を持っています。
そんな南小国町で、人と事業が集まる拠点のような場所が『未来づくり拠点MOG』です。
今回私たちは南小国町の『未来づくり拠点MOG』に取材をさせていただき、施設について詳しくお話を伺いました。
この記事では、『未来づくり拠点MOG』の魅力や施設概要などについて詳しくご紹介していきます。
南小国町周辺で快適に利用できるコワーキングスペースをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。
未来づくり拠点MOGの施設概要
商店や住宅などが建ち並ぶのどかな風景の中に佇む『未来づくり拠点MOG』。
満願寺温泉から4km、田の原温泉から7km、黒川温泉から9kmの距離にあるので、出張などお仕事はもちろん、観光の合間にも立ち寄って利用することができるでしょう。
『未来づくり拠点MOG』は、外観と同じく、内観も木のぬくもりを感じるおしゃれな雰囲気が特徴。
ここからは、『未来づくり拠点MOG』のスペースを見ていきましょう。
フリースペース
広々としたフリースペースはあたたかな照明で過ごしやすい雰囲気。
オープンなスペースなので、作業に集中するもよし、利用者の方とお話をするもよしと、リラックスして自分の好みや気分に合わせた使い方ができるでしょう。
土間スペース
明るい光が差し込むカウンター席は、ほかのコワーキングスペースではなかなか見ることができない土間スペースになっています。
作業のほか、立ち話やブレイクタイムを過ごす場所としても利用可能です。また、土間スペースを貸し切ってイベントを開くこともできます。
会議室
会議室は最大6名まで収容可能。また、2階には畳の会議室も用意されています。(プロジェクターやホワイトボート、モニター、スピーカーなどのレンタルあり)
少人数でのビジネスの打ち合わせやミーティングはもちろん、ママ友の集まりなど、利用者の皆さん柔軟な使い方をされているそうです。
キッチン
出典元:https://minamioguni.jp/archives/165191
未来づくり拠点MOGには誰でも使えるキッチンもあります。フリードリンクスペースがあり、軽食も用意されているため購入して食べることも可能。
疲れてちょっとひと休みしたいときにおすすめのスペースです。
施設名 | 未来づくり拠点MOG(モグ) |
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運営会社 | 株式会社SMO南小国 未来づくり事業部(未来づくり拠点MOG) |
住所 | 〒869-2401 熊本県阿蘇郡南小国町大字赤馬場1896-7 |
アクセス | 熊本空港から1時間、阿蘇駅から車で34分 |
電話番号 | 080-8573-6474 |
営業時間 | 9:00〜17:00(プレミアム会員は9:00〜22:00) |
休館日 | 夏季休暇、冬季休暇、MOGが定める休業日 |
料金プラン | 【一時利用プラン】
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サービス・設備 |
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リンク |
未来づくり拠点MOGのコンセプト・設立の経緯
それではここからは、インタビュー内容について詳しくご紹介していきます。
今回の取材では『未来づくり拠点MOG』を運営する株式会社SMO南小国 未来づくり事業部の安部千尋さんにお話を伺いました。
挑戦する人を応援する場所
――『未来づくり拠点MOG』は、いつ・どのような経緯で作られた施設なのでしょうか?
2019年5月31日にオープンしました。
南小国町は『挑戦を応援する町』というところで、起業や新規事業を応援しています。
そこで、(起業・新規事業を支援する取り組みの)「拠点となるような場所を作りたい」ということで、町との共同事業で始まったのが『未来づくり拠点MOG』です。
――『未来づくり拠点MOG』の魅力やコンセプトについて教えてください。
「南小国町の未来をつくる、挑戦を育む場所」が『未来づくり拠点MOG』のコンセプトです。
未来づくり拠点MOGの特徴
ここからは、未来づくり拠点MOGの特徴についてご紹介します。
親子向けイベントも開催されているなど、アットホームさや過ごしやすさも『未来づくり拠点MOG』の魅力のひとつです。
個人・企業・農家・子ども、たくさんの人が集まる場所
――主にどのような職種や企業の方が施設を利用されていますか?
個人で使われているデザイナーの方だったり、ライターさん、WEB系のお仕事の方が利用してくださっています。
あとは、近隣の地域の企業さんが気分を変えるために会議室を使って会議されることもあります。うちはWi-Fiがあるので、パソコンで作業するために農家さんが使ってくれることもありますね。
親子向けのイベントも開催しているので、イベントのときは小さいお子さんが遊びにきてくれることも。
地域に住んでいる外国人の方も来てくれます。南小国町は人口4,000人くらいなんですが、100人くらい海外出身の方がいるんです。その方々のコミュニティをつくる事業のイベントに来られている方のお子さんもいらしてますね。
――利用者さんはどのようなきっかけで『未来づくり拠点MOG』を知って来られる方が多いですか?
最近は、近隣に観光に来た方や移住してきた方が「コワーキングスペース 南小国町」で検索して見つけて、来てくださる方が多いですね。
あとは、利用者さんの話を聞くと、ブログやインスタグラムを見て来てくださっている方もいらっしゃるみたいです。
この辺りに住んでいる方は、口コミや、新しいことがしたいときに「それならMOGに行けば相談に乗ってもらえるよ」という感じで来てくださる方もいます。
未来づくり拠点MOGの設備・環境
続いては、『未来づくり拠点MOG』の設備や環境についてご紹介します。
集中も、おしゃべりもOK!自由な使い方ができる
――コワーキングスペースは施設によっても雰囲気が違いますが、『未来づくり拠点MOG』の場合はどのような雰囲気で皆さんお仕事をされていますか?
集中して仕事をしている方もいれば、せっかくいろんな人がいるから話をしたいという方もいて、結構人によりますね。
オンライン会議とかをされるときは、会議室を利用することもできます。集中して仕事をしたいという方はイヤフォンなどを持ってきて、集中できるようにしている方もいらっしゃいますね。
――フロアや設備について、利用者の方が快適に使える工夫やこだわりを教えてください。
飽きないように定期的に模様替えをしたり、ずっと座って作業していても疲れない椅子を選んだりしています。
あとは、2階の会議室が畳なんです。なので、地面に座って作業したいという方とか、ちょっとお昼寝したいという方は会議室を使ったりしています。
――キッチンは誰でも使って大丈夫ですか?
誰でも使えます。フリードリンクスペースがあるので、ドリンクを飲んでひと休みしてもらったり。
あとは軽食を置いてあるので、電子レンジであっためて食べていただくこともできます。
――長時間利用する方が疲れを癒せるような設備やスペースはありますか?
フリードリンクもありますし、席が固定ではないので、居場所を移動していただくこともできます。
あとは、近隣に温泉やカフェがたくさんあるんです。コワーキングスペースで仕事をして、カフェに行って、パンを買って、温泉に入って帰るとか、そういう使い方をされている方もいますね。
――利用者さん同士で交流したり、企業同士でつながれるイベントや機会などはありますか?
最近はちょっとコロナでできていないんですが、持ち寄りのランチ会とか、利用者さん同士が交流を持てるイベントも開催しています。
あとは、ご紹介で南小国町にいらっしゃった方や、MOGを運営する株式会社SMO南小国と協業したい方がいらっしゃるということが結構ありますね。
個人で挑戦する人もたくさん!
――羊毛ワークショップなどのイベントが開催されていましたが、イベントは誰でも開催できますか?
誰でもできます。どちらかというと、個人の挑戦のほうが比率が高いですね。ものによりますが、当日飛び入りでイベントができることもあります。
「将来的に飲食店をやってみたいので、その前のワンステップとして自分の作ったものを売ってみたい」とか「アンケートを取りたい」という方に使ってもらうこともありますし、羊毛ワークショップも、今後商品化していくにあたってモニターでやってみたいということで、開催となりました。
――セミナーなどが開催されることもあるんでしょうか。
セミナーとは違いますが、年に1回『ミライづくり起業塾(※)』という起業塾を開催しています。
南小国町で起業や新規事業をしたいという方に来ていただいて、地域の方と直接会って話していただいたり、フィールドワークをしたりしながら「これから南小国町でどういうことをやっていけるか」ということをじっくり考えてもらう、というプログラムを2泊3日の合宿形式でやっています。
過去3回開催していて、今年(2021年)で4回目です。
出典元:https://smomiraizukuri.com/2020/10/19/infomiraidukuri/
(※)ミライづくり起業塾…南小国町で起業したい・仕事をしたい方の事業プラン作成、実施可能なフィールドとのマッチング、地元の方とのマッチングなどの機会を持てる場。
「南小国町ならではの事業にチャレンジしてみたい!南小国町の未来を一緒に作ってきたい!」という方を募集している。(画像は2020年のミライづくり起業塾のもの)
未来づくり拠点MOGでおすすめの料金プラン
『未来づくり拠点MOG』の申し込みの流れやおすすめの料金プランについてもお話を伺いました。
貸切日・イベント日はインスタグラムなどでお知らせ
――申込から利用開始までの流れを教えてください。
ドロップインの場合は、その場で使っていただけます。月会員になる場合は、どのくらい利用するかなどのご説明や簡単な面接をさせていただくのですが、その日か翌日から会員として利用していただくことが可能です。
WEBの申し込みもできますが、営業時間に店舗まで来てもらえれば、基本的にいつでも使えるようになっています。貸し切りで使えない日やイベント日については、インスタグラムなどでお知らせしています。
――企業で1ヶ月以上使用する場合、どのようなプランがおすすめですか?
月会員プランがおすすめです。
「どんな形で利用したいか」というお話を伺って最適なプランをおすすめすることもできますよ。
――法人に向けたサービスは法人登記や郵便受取のほかにも何かありますか?
会議室の定期利用ができます。あと「いいオフィス(※)」さんのサービスに、全国のいいオフィスに定額で行き放題というプランもあります。
南小国町だけじゃなくて別府とか、福岡のほうとか、いろんなところに行って利用できるので、出張が多い方にはおすすめのプランです。
(※)いいオフィス…全国300店舗以上(2021年2月現在)のコワーキングスペース。月額22,000円のプランを申し込むと全国のいいオフィスが使い放題で利用可能。
――『未来づくり拠点MOG』を訪れる利用者さんは、どんな魅力を感じて足を運んでいる方が多いと思いますか?
この辺りにはコワーキングスペースがないので、カフェよりも気軽に作業や仕事ができるというメリットがあるというのがひとつ。
あとは、「ここで出会った人と仕事をすることになった」「いいアイディアが浮かんだ」と言ってくださる方もいるので、このような点も魅力として感じてもらえているのではないかなと思います。
――では最後に、コワーキングスペースを探している方へ施設のPRをお願いします。
「ここにしかない風景」がいっぱいあるので、拠点をここに持ちながら、そういったところに行ってリフレッシュして、出たアイディアを形にする…ということができる場所かなと思っています。
あとは、結構いろんな方がいるので、そういった方たちと出会うことができる場所でもあります。
筆者が感じた未来づくり拠点MOGの魅力
コワーキングスペースは施設によっても雰囲気が全然違いますが、ママ友の集まりにも利用できたり、親子向けのイベントが開催されていたり、『未来づくり拠点MOG』はすごくアットホームで過ごしやすそうな雰囲気だなと感じました。
土間スペースや畳の会議室など、ほかのコワーキングスペースではあまり見られないコンセプトのスペースもすごく素敵で、魅力的です。
首都圏から地方への進出を考えたときには、仕事だけではなく、その後の暮らしについても考える必要があります。仕事はリモートワーク・テレワークでこれまでと同じようにできたとしても、生活環境は大きく変わるもの。
そんなとき、『未来づくり拠点MOG』のような場所があれば、仕事をしながら地元の方ともつながっていける。そしてそのつながりが、南小国町の未来を盛り上げていく。
施設のコンセプトである『南小国町の未来をつくる、挑戦を育む場所』の通り、挑戦によって新たな価値が生まれる、そんな素敵なコワーキングスペースでした。
まとめ
『未来づくり拠点MOG』は自然豊かな南小国町にある、挑戦する人を応援するコワーキングスペースです。
さまざまなイベントが開催されており、利用者がイベントを企画することもできます。
地元企業の方、農家の方、出張や観光で訪れた方などたくさんの人が集まっているので、南小国町で仕事をしたい、南小国町のことを知りたいという方はぜひ『未来づくり拠点MOG』に足を運んでみてください。
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