特集記事

2021.03.12

熊本

企業誘致

みやざきひび

〜熊本県企業誘致〜 【イベントレポート】がんばらないしなやかな生き方(2020年12月12日)

SUNABACO×熊本県企業誘致課
第一回目のコラボイベント


福岡でトーフラボという会社を起業されていて、宮崎で1000人の雇用をつくる!と起業した九州でもっともうまく行ったベンチャー「アラタナ」(現在はZOZOタウンに吸収)の初期メンバーでもある宮崎ひびさんをお招きしました。若手がどんどん勉強して伸びていく組織を見ていて、そんな場を作りたいと思いSUNABACOを作りました。宮崎さんの話はめっちゃ面白いです。
生き方の中で人が楽になるような、一度聞いた人からもう一回やって欲しいと言う声が多いのが宮崎ひびさんです。
宮崎さんの会社とSUNABACOの卒業生が勉強をしながら仕事を一緒にやっていけるようなことがやれたらメッセージを頂きました。
そういう繋がりの第一歩に結びつけられると良いと思います。


SUNABACO中村代表からの紹介の後に宮崎ひびさん自撮り棒片手に登壇されました。

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宮崎ひびさんの紹介はこちらから


今日の内容は「シングルパパ起業家は頑張らない」プラスαの内容になっています。kindle unlimitedに入っている方は無料で読めます。
(アーカイブは残さない前提の講演会だったので動画は残っていません。)大学では生物を専攻、在学中に独学で勉強された凄腕のエンジニアでもある宮崎さん。iphoneのアプリに日本でいち早く着手されたそう。

2021年の目標
日本中のみなさん
「がんばる」禁止したほうがいいんじゃないかな


こうしてひびさんの講演が始まりました。

「死ぬ事以外かすり傷」 強者の理論的な考え
私たちは弱者なので「生きてるだけで致命傷」という生き方
死ぬ気でやったら人は死ぬ
「がんばって!」を「楽しんで!」
に言い換える

「not for me」

面白い、面白くないという事はともかく、自分には合わなかったという話で
そのコンテンツを貶めるのではなくて「not for me」と言っておけば
幸せになれる みんなhappyになれるというという感じの使い方です

僕の話がつまらなくても「宮崎ひびつまんねぇ」とツイートするのではなくて「not for me」でお願いします

「許可より謝罪」

許可をとるのは大変なのでまずはやってから謝る
それが労力が少ない
何かをやりたいと言う気持ちは思いついた瞬間が一番高い
そこから許可をとっていると冷めちゃう
まずはやっちゃう それが持論

会社に金髪にしていいですか?といえば絶対にだめと言われるので
まずはやって謝る。
そんなエピソードを話されました。

努力不要論

努力が報われる人ばっかり注目されるが
その影に努力はしたけどうまくいかなかった人、
死んでしまった人もたくさんいる。
努力は贅沢品
生まれながらがんばれない環境にいる人もたくさんいる事を知って欲しい。
自分の頑張りを自分が勝ち抜くためだけに使わないで欲しい。
恵まれた分を社会に貢献する。

上野千鶴子さんの平成31年度東京大学入学式祝辞を紹介されました。
宮崎さんは自分の恵まれていた部分を社会に貢献したいと子ども食堂やボランティアに参加されているそうです。

努力が必要な時点でその分野に向いてない 

努力は夢中に勝てない
蝶を追う少年
目の前のことに夢中になっているといつの間にか高いところに到達している

「頼る」と言うスキルを発揮する

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「助けて!」と言えるのもスキル
強い言葉でなければ響かない状況もある「保育園落ちた日本死ね」

不調を克服しない

誰だって不調になる
不調の時でも一定のパフォーマンスを出す
不調になることを知っていることが自分の強みでもある
不調でも自分で調整できる

多様性を受け入れるのはマジつらい

いろんな人の「ふつう」があるがなにが「ふつう」なのか?
ひとり親は欠けた家庭ではない
父親と子供で完結した家庭なのでこれが僕らの「ふつう」である
多様性を受け入れようと決めているが
多様性を受け入れない人も受け入れなくてはならないことがつらい

押し付けない・押し付けられない

「ジェンダー」「自分らしさ」の押し付け
別に「自分らしく」「自分の人生」を生きなくてもよい
「誰かをサポートして生きる人生」でもいいじゃないか
「押し付けられない力」もこれからは必要
世の中には正義が氾濫しすぎている

今だからこそ「文学」もいいんじゃない?

ビジネス書や自己啓発書 ノウハウ本には「答え」が書かれている。
これから先は自分で考える「考えるきっかけ」としての文学

◆手が届きやすい、読みやすい作品

コンビニ人間 「普通とは何か?」を考えさせられる作品

◆文学に馴染みのない方にオススメ動画

ウィズ・コロナ

コロナは特別なことではなく、たまたま当事者が多いだけ。
みんながそれぞれのウィズ・◯◯を持ちながら生きている。
それを乗り越えた 終わったとしても、また次のウィズ・◯◯がある。
ウィズ・コロナを特別視するだけではなくて
人生において色々あるうちの一つとして受け止めて
軽やかに乗り越えていければ良い。
その時に与えられた答えだけではなくて自分で考えることが大事。

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宮崎さんの講演の後中村代表とのトークセッションが始まりました。

セッションの途中でも気軽に聞きたいことが聞けるようにと画面に出されたQRコードはもちろん宮崎さん自作です。
ここからは手元のスマートフォンに届いた質問にお二人が答えていかれます。

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中村代表:プログラミング勉強した後に「仕事どうするの?」と聞くと
     「ちゃんとできたらやる」って答える。
     「ちゃんと」ってことに意識しすぎ。
     やってみて、できなかったら「許可より謝罪」
     出来なかったら「助けて」って言って助けて貰えば良い。

この記事を読んでいる皆さんの中にも「ちゃんとできてから」という「ちゃんと教」の信者が多いのではないでしょうか?
私もその信者の一人で、今回この仕事を引き受けるに当たって
(経験の浅い私には荷が勝つのではないか?)と思いました。
経験が浅いどころかやったことありませんので。
だけど一歩を踏み出せたわけです。
やれるだけやって出来なかったらSUNABACOみんなの手を借りよう。
心の中でそう思っていました。(勝手に頼ってごめんなさい!)

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【質問】不調の時に一定のパフォーマンスを出すコツはありますか?

宮崎さん:まずは早めに不調に気がつかなくてはいけない
     早く気がつくと自分で対処できる
     Daylio 自分を観察できるアプリを活用

【質問】鬱状態の時など特に感情と事実を切り話せないと思うのですが
どうして周りの目が気にならなかったのですか?

宮崎さん:いつも現象と感情を切り離すことをやっている
     嫌なことが起こっても、それはそういう現象が起きて
     それに対して自分が嫌だと思っているというだけなので
     誰かが怒っているように見えて、自分を責められているように
     見えるけど事実は自分を責めているわけではない。
     ただそれが起こっただけ。
     現象と感情は切り分ける
     現象と感情を切り分けるのが苦手な人は
     少しずつ練習すれば良い。
中村代表:人に欠点を指摘されると落ち込む人がいる。
     人間は自分が出来ていなことを認めるのが苦手な動物。
     落ち込む必要はなくて、直せば良いだけ。
     感情とファクトが結びついているので切り離す。
     上手く自分の欠点が認められない限り直しようがない。
宮崎さん・中村代表:鬱になるのもセロトニンが足りてないだけで
          自分が悪いわけではない
          がんばってないわけでもない。

後悔と事後確率について

宮崎さん:後悔を僕はしたことがないんです。
     何かを選択した時にその選択が正しいか正しくないかは
     後の行動で決められるのを事後確率と言うんです。

中村代表:脳科学的にも理由付けをしないと落ち着かないという
     習性がある。とにかく理由をつけたがる。
     後悔は自分でそう思っているだけであまり意味がない。
     脳と心の仕組みを知ると、現象と感情を切り離すのは
     そういった意味でも大事。

ここでSUNABACOの本棚に置いて下さいと
宮崎さんから本のプレゼントがありました。

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ひびさんにSUNABACOってどう見えてる?

宮崎さん:まだ中村さんが作ったって言う感覚が大きいと思うので
     草の根が大事で、草の根で出来ていくといいと思う。
     好きな動画があるので紹介していいですか?
中村代表:コミュニティーが僕の手から離れていくのっていいな
中村代表:それぞれの市が踊り出すではなくて大事なのは
     共に一緒にやること。
     県が仲立して市同志一緒に共にやることが必要だと思う。
宮崎さん:それに大事なのが最初のフォロワー
     そこに後ろがついて来てくれることって大事。

【質問】子供が予定通りに動いてくれないとつい子供に当ってしまいその後自己嫌悪に陥ってします。これを乗り越えるにはどうしたらいいか?

宮崎さん:子供は一番近い他人、他人はコントロールできない。
     コントロールできるものに集中する。
     子供と自分との切り分け
     子供はコントロールできないといつも頭の片隅に入れておく。
     真面目にがんばらなくていい。
     乗り越えはしていない、やりすごしていく。

【質問】社会運動の話 地域に根ざしているかを測る尺度はありますか?

宮崎さん:スピード感の早いこの時代 尺度というよりも
     肌感感覚・皮膚感覚が大事。
     段々と皮膚感覚が研ぎ澄まされていく。
中村代表:マーケティング的にはいかにそれを感じさせるかということ。
     活気、人は気のあるところに集まりたい。
     火を付けることはできるが、コンテンツの中身に魅力がないと
     輪は広がらないし、人は下がってしまう。
     コンテンツを充実させないとフォロワーはついてこない。
宮崎さん:皮膚感覚で感じてからすぐ動かないと測ってからでは遅い。

最後に

中村代表:宮崎さんは僕が憧れたムーブメントの火をつけた人
     僕は出来なかった「草の根的」みたいなことを燃え上がらせる人
     熊本出身でもあるのでわさもんが何かする時には
     これからも色々と関わっていけたらいいなと思っています。
     今日はありがとうございました。

最初に中村代表がおっしゃったように生き方が楽になったような気がして
宮崎ひびさんのnoteTwitterをフォローして楽に生きるヒントを日々得ています。
またお会いできる日が待ち遠しいですね。

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