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水上村 2022.01.21
五感で感じる地方の魅力丨株式会社reQの水上村視察ツアーに密着!
- 体験
水上村
2022.01.21
体験
地方でのオフィス展開など新しい場所へ飛び込むときは、期待と同じくらい、不安や疑問もあるもの。それを実際に現地を見てもらうことで、土地の魅力や地域住民の方々のあたたかさ、働きやすさ、自然の美しさを知ってもらうために熊本県が実施している『お試しオフィス&視察ツアー』。
今回お試しオフィス&視察ツアーに参加したのは、鹿児島県南九州市の企業・株式会社reQです。
舞台となったのは、熊本県球磨郡にある人口約2,100人の静かな隠れ里・水上村。都会にはない魅力であふれた水上村だからこそできる、貴重な体験がたくさんあります。
この記事では『五感で感じる地方の魅力丨株式会社reQの水上村視察ツアーに密着!』でご紹介したツアー1日目の水上村・視察ツアーに引き続き、2日目の水上村・お試しオフィス体験に密着!
株式会社reQのお試しオフィス体験の様子、実際にコワーキングスペース(石倉交流施設)を利用した感想などについて詳しくご紹介します。
熊本県による『お試しオフィス&視察ツアー』が気になっている方はもちろん、地方での仕事や暮らしに興味のある方はぜひ記事を読んで、新しい可能性を広げてみてください。
『お試しオフィス&視察ツアー』2日目のとなるお試しオフィス体験は、かつては農協米倉庫として使われていた倉庫をリノベーションした『石倉交流施設』で行われます。
施設の奥に見えるのは、高城山。疲れたときは、建物の外に出て山を見ながら胸いっぱい空気を吸い込むだけでリフレッシュできる、抜群のロケーションです。
石倉交流施設では、会議や集会、イベントなど、これまでは住民の方を中心に数々のイベントが開かれてきました。令和2年10月には、水上村に企業を誘致するための一大プロジェクト『水上村Chakkathon〜アイデアソン〜』が開催されたこともあります。
メインスペースとなる石倉ホールの定員は机と椅子使用時でも100人程度と広々しており、その他にも、休憩室と調理室(作業場)を用意。むき出しの石壁に、木の枠組みがおしゃれな空間です。
Wi-Fiやテーブル、椅子はもちろん、ホワイトボードや黒板、音響、ディスプレイ、プロジェクターなども完備しています。
仕事をしながらホワイトボードを活用する百瀬さんと、それを見つめる前迫さん。
元は倉庫ですが、天井にはたくさんの照明をつけているため室内はかなり明るく、ホワイトボードの文字もばっちり良く見えます。
今回のツアーはわたしたちWEB TATE取材班がインタビューのため密着しているので、仕事の合間に少しお時間をいただきました!
ここからは、2日目のお試しオフィス体験や『お試しオフィス&視察ツアー』全体について、株式会社reQの百瀬さんと前迫さんにインタビュー内容をご紹介します。
出典元:株式会社reQ公式note
――現在行っている事業について教えてください。
百瀬さん「鹿児島南九州市という、知覧茶の産地で会社を設立しました。実は今、お茶の、特に茶葉の売上って物凄く減ってきている状況で。それで『お茶の新しい事業を作っていきたい』ということで設立しました。
お茶って、日本では歴史的にも身近なものでもあったりするので、そういった日本の文化的価値を含めて、出していきたいなと。
具体的なサービスとしてはこれからではあるんですけども、私の原体験として、リモートワークで家の中に過ごすことになってしまって。
十条のあたりの1Kに住んでたんですけど、そこで朝起きてから夜までずっと家の中で生活する生活はなんかちょっと『独房感』みたいなものをすごく感じてしまったんですね。それで、ちょっと体調を崩すこともあったり。
そんな中、送ってもらって飲んだお茶に、当時すごくビビッと感動して。『これをもっと、働かれている方の休み時間などにお届けしていきたい!』という想いが芽生えました。
ビジネスパーソンの方に働くパフォーマンスを高めてもらう。そうやってお茶の価値を転換できないかな、というのがチャレンジです」
――鹿児島の南九州市を拠点とする中、今回水上村に興味を持ったのはどんな経緯があったんでしょう?
百瀬さん「水上村は、私も彼(前迫さん)も、お互いにとってそれぞれ行くきっかけがなかなかなかった場所でした。
なので、そういうところにリモートワークで場所を変えながらやっていけるのは僕らにとってもいいなって思ったんです。
あとはやっぱり、お茶農家さんがいらっしゃるというのがありました。何かご一緒できるところがあるかもしれない、と思って参加させてもらったのがきっかけです」
――石倉交流施設の第一印象や居心地はどうでしたか?
前迫さん「めちゃくちゃかっこいいですね!イケてるなって思いました。開放感とかすごいです、吹き抜けの感じとか」
百瀬さん「結構電気が多くて、明るいのも印象強かったです。ドアも今どきっぽくきれいで。建物自体の良い部分を残しつつ、石蔵をリノベしてオフィスやフリースペースにしているところってあんまりないと思うので、かっこいいなと思いました」
――ネット環境の心配などはどうでした?
百瀬さん「僕は前職が通信会社なんで、ちょっと非常になんとも言いにくいとこだけど、携帯の通信はちょっと気になりました(笑)
だけど、音響やディスプレイ、プロジェクター、ホワイトボードなんかをつけていただいていたのは、助かりました。ワーケーションやリモートワークの体験をより良くするためには、通信だけじゃなくて他の部分も大切だなと」
前迫さん「意外とないとこも多いよね。だから結構当たり前のことが大事だったりする」
――地方のサテライトオフィスならではの魅力は、どんな部分に感じましたか?
百瀬さん「東京ならアクセスがいいとか効率性を取るんですけど、地方のサテライトオフィスとかワーケーションは逆だと思っていて。アクセスよりむしろ、その界隈に体験の場がどれだけあるかっていうのが重要で。
今回、茶乃実さんとお話をさせていただいたり、宿泊させていただいたりしましたが、実際に体験しないことには多分この魅力って全然気づけないと思うんです。
そういった体験や、夜には懇親会を開いてもらったりとか。そこにいらっしゃる人との関わりを体験するのが一番の差、いい意味での差別化なんじゃないかなって。来たときと今では、印象が全然変わったので」
前迫さん「あと、飯がうまい!(笑)」
百瀬さん「重要だよね(笑)」
――ツアーを終えて、また水上村に来てみたいと思いますか?
百瀬さん「思いますね。今は我々2人でやっていますが、僕らの思いとしては、やっぱりメンバーとして 3 人目 4 人目って増えていけるように頑張っていきたい。
それで、新しいメンバーにも水上村に来てもらえたらいいな、と思いました。また合宿的にやらせていただけたら、次は2回目だからこそ僕らもちゃんと準備できると思うので」
前迫さん「お茶にどっぷりつかれる宿だったので、茶乃実さんは。ああいうのは、本当に体験することでアイデアが生まれると思うので、来たいですね、また!」
――今後のビジョンについて教えてください。熊本でやってみたいことは?
百瀬さん「鹿児島には『茶いっぺ(「お茶でもどうですか?」と相手を気づかう鹿児島の方言)』ってワードがあるんです。これは我々のビジョンとも共通しているんですが、熊本にもお茶を作られている地域があるということで。
熊本でも、お茶を飲んで休憩する時間づくりや時間の中の楽しみ方なんかをやっていけたら、非常に面白いんじゃないかなと思いました。
あと、僕は実はまだ熊本市に行ったことがなくて、初めてが芦北なんですよ(笑)なので、熊本のことをもっと知れたらと思いますね。あと、ユラックス行きたいです(笑)
――ありがとうございます!インタビューは以上になります。最後に一言、ありましたらお願いします。
コロナ禍で大変なこともありますが、だからこそこういった企画(視察ツアーなど)が前に進みやすくなったんだろうなとも思うんです。
これをきっかけに他の会社さんもリモートワークを広げていって。そうなれば僕らの事業にとってもありがたいですし(笑)地域活性化になって、世の中にとって非常にいいことなんじゃないかなって思ってます。そうなってもらえるように熊本県さん……応援してます!(笑)」
テレワークやリモートワーク、ワーケーション、サテライトオフィスなど、場所を問わない働き方が広く浸透しつつある現代。
理想の働き方、より自分にフィットする生き方を模索する中では“体験”が大切です。インターネットで調べるより、人から話を聞くより、自分の目で見て、心と体で体感したほうが、よりたくさんのものを得られます。
検索しただけではわからない、写真には写らない地域の魅力を自分の五感で確かめに、『お試しオフィス&視察ツアー』へのご参加&お問い合わせお待ちしています!
Thank You!!
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ありがとうございます!
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担当者からご連絡させていただきます。