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特集記事 2023.02.21
特集記事
2021.03.04
近年、東京圏に住む人の約5割が地方移住に関心を持ちはじめており、とくに若い世代を中心に新型コロナウイルスの影響もあり、具体的に行動を起こす人が増えてきています。
地方に移住することは、新しいライフスタイルを築く良いきっかけになるので、せっかくなら自分らしく暮らしていける場所に住みたくなるものです。
しかし、田舎暮らしに憧れを抱いていたとしても、実際には都会の生活からは想像がしにくいですよね。それに、移住にはそれなりの資金が必要になるので、利用できる支援制度があると生活が楽になります。
この記事では、地方移住を考えている方におすすめの支援制度が充実している地域と、田舎暮らしの魅力についてご紹介します。
憧れの田舎での暮らしを考えている方は、ぜひ参考にしてもらい移住に役立ててくださいね。
移住先の決め方は人それぞれですが、どうせなら行ったことがない地域、今まで縁がなかった地域を知ってみたくなりますよね。
とくに人気が高い移住先は「まちおこし」に力を入れているので、情報の多さや、地元住人による手厚いサポート力で移住がしやすくなっています。
ここでは、地方移住の支援事業が整った5つの地域をご紹介します。
広大な景観が広がる北海道には、さまざまな支援事業を用意している地域がたくさんあります。そのなかで、地域を厳選してご紹介します。
なだらかに続く波状丘陵の美しい地形と豊かな自然環境と景観がとても魅力的な美瑛町は、「日本で最も美しい村」連合に加盟している地域です。
酪農・農業が盛んな地域で、美瑛町で育つ野菜はとびきり美味しく、毎日の食事に地域でとれた食材が当たり前かのように並ぶ、そんな生活がこの町にはあります。
住宅支援と就業・就農・起業支援が充実しており、美瑛町に移住したい方に向けた「暮らし体験」ができるモデル住宅も用意されています。
モデル住宅を拠点に普段どおりの生活を送り、美瑛町の文化や風潮、仕事の雰囲気を知るために利用するのもおすすめです。
美瑛町では、オンラインで移住相談を実施しているので、ホームページをご覧になってぜひ利用してみてください。
ふるさと納税では全国3位以内に入るほどの人気を誇る東川町。
東川町は、旭川から車で20〜30分ほどで着く距離に位置しており、人口8,000人ほどの町です。
大雪山からの天然ナチュラルな水が豊富に流れてくるので、東川町では上水道が無料で利用できます。
野菜農家や米農家が多い東川町では、新鮮で安全な食があることが魅力的な土地柄で、農家の野菜の直売なども頻繁に行われており、カフェなどを運営している女性も多くいらっしゃいます。
子育て支援も積極的に行っており、中学生までの医療費が無料なので、子育て世代に優しい生活環境です。
詳しい支援制度の情報は、東川町ポータルサイトにて紹介されていますので、ぜひ確認してみてください。
日本海に面した新潟県。水がとても綺麗な地域として知られ、農作物が盛んな地域です。新潟県には、自然と共に暮らす地域が多く、野菜を育てながら暮らしていきたい方におすすめの地域です。
お米に地酒、温泉、そして豊かな自然と壮大な景観が広がる南魚沼市。
新潟県の南に位置している南魚沼市は、新幹線が走っているため東京からのアクセスもよく、冬はウインタースポーツを目当てに多くの人が訪れる地域です。
南魚沼市が誇る日本一のお米ブランド「南魚沼産コシヒカリ」は、谷川連峰から流れるきれいな雪解け水で育まれ、全国の人たちにとってなくてはならない存在となりました。
南魚沼市まちづくり推進機構では、移住・定住相談体制が整っており、一人ひとりに合ったサポートを行っています。
さらに、南魚沼市には移住定住・二拠点居住を検討されている方を対象に「暮らし体験住宅:浦佐びしゃもん亭」が用意されています。
浦佐びしゃもん亭を拠点に、町の雰囲気を感じ、地元住民の方々との交流を深め、さまざまな移住体験を通して南魚沼市を知ってみるのもおすすめです。
佐渡島は、冬は暖かくて雪が少なく、夏は涼しく過ごしやすい地域です。
魚介類の鮮度が新鮮で、ブランド米「佐渡コシヒカリ」と一緒に食べるとパクパク食べてしまいます。
島外からの評価も高い日本酒の蔵元が多く、エールフランス(フランス航空会社)に採用されたお酒などがあります。
体験住宅が用意されているので、佐渡島の住まいを探す拠点として利用できます。
ほかにも、民間住宅の家賃補助や、就業・起業した方へ補助金が交付される制度もあります。佐渡島の詳しい情報は、ホームページに載っていますので、ぜひご覧になってください。
「田舎暮らしの本」では、移住者したい都道府県ランキングで2020年まで14年連続1位を獲得している地域です。
恵まれた大自然が多く、アウトドアが好きな方にとって長野県は特別な場所といえます。
長野県の南西部に位置する木曽町は、ヒノキをはじめとした美しい森林に覆われ、豊かな森林資源を活かして、古くから林業が盛んに行われてきた地域です。
広大な土地を利用したアクティビティの多さは木曽町の魅力の一つとして知られ、木曽馬乗馬体験・木曽川ラフティング・林業体験・農業体験など自然の恩恵や地域の特性を活かし学びと遊びが揃った体験ができます。
木曽町には、田舎暮らし体験住宅と、たくさんの移住体験メニューが用意されており、さまざまな体験を通して木曽町の雰囲気、人のあたたかみを感じられる機会があります。
子育てしやすい環境が整備されているため、自然のなかで子どもを育てたい考えているファミリーに、とてもおすすめの地域です。
木曽町には、さまざまな支援制度が用意されています。木曽町のホームページにてご相談できますので、気軽にお問い合わせください。
南箕輪村は、南アルプスと中央アルプスが見渡せる自然豊かな地域ですが、閑静な住宅街や大きな商業施設も揃っており、ほどよい田舎暮らしができることで、年々移住者が増えている地域です。
子育てがしやすい環境で、児童手当や放課後学童クラブ、高校生までの医療費がほぼ無料など、共働きをする夫婦にも安心な子育て支援が充実しています。
お試し住宅「高原のコテージ」では、最大10名まで入居可能で、ベッド10台・公共Wifi環境・ダッチオーブン・バーベキューセットなどが完備されています。
南箕輪村は農業が盛んな地域ではありますが、ほかの地域に比べると特産品があまり多くはありません。それゆえに、新規就農事業を希望される方にとって、自由度の高い農業ができる環境といえます。
青年農業者団体に所属すると、協力し合い、時に助けてもらいながら、農業技術を高めていけるので、野菜を育てながら暮らしていきたいと考えている方におすすめの地域といえます。
南箕輪村に移住を考えている方は、南箕輪村移住・定住促進サイトにて確認できますので、ぜひご覧になってください。
北は日本海、南は瀬戸内海に面している兵庫県。関西を代表する中心街もあり、自然と都市機能が調和された地域です。
海と暮らす「香住」、文化が息づく「村岡」、美しい里山「小代」の3つの魅力のある地域で成り立つ香美町。
香美町の約6割は自然公園区域に指定されており、農業、畜産業、レジャー業、水産加工業など、海・山・里の豊かな自然に恵まれた地域です。
さらに、建設業・製造業・観光サービス業も盛んで、起業したい方に向けた起業・創業支援や、子育て支援、住宅支援も充実しているため、住み方・暮らし方に合わせて支援制度が利用できます。
空き家バンクに登録されている住宅は、お試し居住として利用できる制度もありますので、香美町のことをもっと知りたいと思われた方は、移住体験してみるのもおすすめです。
香美町に移住を考えられている方は、さまざまな支援制度が活用して暮らしていけますので、ぜひ一度足を運び町の雰囲気を感じてみてください。
四国と本州の間に位置する淡路島。東京23区ほどの大きさを占めますが、人口は約13万人ほどの日本で一番最初にできた国生みの島です。
視界を遮るものが少ないため空が広く、人工の明かりが少ないので、夜は美しい星空をくっきりと見ることができます。
淡路島は、安くて新鮮な魚介類に恵まれ、多種多様な野菜が育てられており、食料自給率はなんと100%を超えています。
教育面もとても充実しており、私立中学校1校、公立高校5校、私立高校1校、大学2校があり、学習塾なども各地域で開業しています。
さらに中学校までは医療費が無料で、保育料も条件付きで無料化されているので、子育て世代には嬉しい子育て環境と支援制度が用意されています。
「あわじ暮らし総合相談窓口」で、移住相談・物件情報を見ることができますので、移住を考えている方はぜひ確認してみてください。
山の幸・里の幸・海の幸が豊富に揃う熊本県。
文化や伝統を守り続け、人と人とのつながりを大切にしている地域です。水資源が豊かな地域で「水の国くまもと」とも呼ばれています。
熊本には1000を超える水資源があり、そのなかでも南阿蘇村にある白川水源は、日本名水百選に選定され、熊本県の暮らしに豊かな恩恵をもたらしています。
南阿蘇村は、阿蘇カルデラの南部に位置し、世界農業遺産に認定された豊かな自然環境、湧水で育まれた農作物、そして、阿蘇山を360度見渡せる見晴らしのいい風景が魅力的な地域です。
日本有数の温泉地としても知られているため、地元の住人に愛される温泉施設がいくつもあり、観光客も南阿蘇村の温泉を目当てに多くの方が訪れます。
子育て支援、医療支援をはじめ、移住・定住支援、空き家バンクが充実しているので、自然のなかで暮らしたい方、子どもがすくすくと成長できる場所をお探しの方は、ぜひ南阿蘇村ポータルサイトをご覧になって利用してみてください。
温暖な気候を活かした農業や、豊かな水産資源を活かした漁業が発展してきた天草市。
美しい海に囲まれた自然景観、現在でも南蛮文化やキリシタンの歴史など、多くの観光資源にも恵まれています。
人も気候もあたたかい地域と知られ、豊かな自然に身を置きながらスローライフを楽しめる素材がたくさん揃っています。
移動手段には車が必要ですが、市内全域をバスで移動でき、市街地には循環バス(のってみゅうかー)を利用することができます。
また、天草市に本社を持つ地域コミューター航空会社「天草エアライン」があるため、旅行や仕事など遠い地域にも気軽に出向くことができます。
長期滞在型と短期滞在型の2種類の暮らし体験ができ、田舎暮らしに不安を感じている方にもおすすめな施設が用意されています。
ほかにも、さまざまな支援・事業制度が天草市にはありますので、「あまくさライフ」をご覧になって移住を検討してみてください。
田舎には、都会では感じられないさまざまな魅力があります。
ここでは、田舎の魅力についてご紹介します。
田舎は、自然豊かで空気もおいしく、子供をのびのびと育てるにはもってこいの環境です。
人と自然が共存している地域が多いので、暮らしているうちにいつの間にか生活のなかに溶け込んでいきます。
都会での子育てに大変さを感じている方も多くいらっしゃいます。子どもには、のびのびと成長してほしいと思っている家庭は、田舎での暮らしがとてもおすすめです。
とにかく水が美味しいです。良質な水は、自然・動物・人に元気を与えてくれるので、とても大切な存在です。それに、水質が良いことで、その地域に潤いを感じられます。
そして、良質な水で育まれた野菜は、濃厚な旨味と甘味があり、きちんと保存しておけば鮮度が落ちずとても長持ちします。
飲食店のレベルも高いので、食べる楽しみが暮らしを支えてくれます。
都会と比べると、田舎の住宅費はかなり安く、そして広くなります。
都会での悩みの種になるのが、家賃の高さと、そのわりに狭い間取りで、それらが生活のゆとりを奪う原因にもなります。
農業が盛んな地域だと、畑がセットになることもあるので、家庭菜園を暮らしのなかに取り入れることもできます。
本記事では、地方移住におすすめの支援制度が充実した地域、田舎暮らしの魅力についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
憧れの田舎暮らしをはじめるためには、まずは移住先の特徴や用意されている支援制度を調べて、情報を集めることが大切です。
都会の暮らしに慣れていると、田舎での日常生活が不便に感じてしまう部分があります。都会には都会なりの良さがあり、田舎には田舎なりの良さがありそれぞれ違います。
何も知らないまま移住して、田舎暮らしが始まったのはいいものの、「想像してた生活と違う」と後悔しないようにしましょう。
Thank You!!
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