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2021.03.03

地方移住・起業のメリットとは?コロナ時代に実現する理想の働き方

「地方移住」は在宅ワークの普及によって、暮らしの選択肢が増えてきたことで、自分や家族にとってストレスのない環境を求める方々に是非検討して頂きたい選択肢の一つです。

毎日マスクをつけて、人混みを避けながら、外の空気を吸って一息つくこともままならなくなってしまった都市部での現代の生活に、そろそろ疲れが出てきてしまった方々も多いのではないでしょうか?

「地方」というと、何もないイメージがあるかもしれませんが、何もないことこそが地方の大きな強み。
広々とした土地で、自然に囲まれて快適な自分らしい生活を送ることができます。

在宅ワークで好きな仕事を続けつつ、夢にみた起業を実現しながら、都市部を抜け出した新しいライフスタイルを地方で見つけてみるのはいかがでしょうか?

理想の暮らしを求めて地方移住する人が増加中

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近年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によって在宅ワークや自宅で過ごす時間が急激に増えています。

それに伴い、自宅でのリモートワーク環境作りや「密」になりにくい場所を求めて、地方移住する人が増えてきています。

場所を選ばない働き方が当たり前になってきた今だからこそできる、自然に囲まれてのびのびとした地方での暮らしを実現してみるのはいかがでしょうか。

単身でも、家族連れでも、それぞれが今までにない経験をすることができる地方移住。ここからは、そんな地方移住・起業に関するメリット・デメリットをまとめてご紹介します。

地方移住のメリット

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まずは、地方移住のメリットについてご紹介します。自然あふれるのびのびとした環境のほかにも、地方にはさまざまな魅力があります。

⒈ 土地の価格が安く、憧れのマイホームが都市部より安価で手に入る

都市部の住宅地に家を建てる場合、通勤や通学、その他さまざまな条件によって土地選びをする際、建物価格より土地価格の方が高いということも珍しくありません。そのため、住宅の面積や敷地面積を確保することが難しくなります。

一方、地方に家を建てる場合、土地価格が安く、広い敷地を確保できます。広い敷地に余裕を持って家を建てることが可能となるため、大きな庭で子どもと遊んだり、家庭菜園やガーデニングを気軽に楽しんだりすることができます。

また、敷地内に駐車場を確保しやすいため、車を所有するハードルも低くなります。広い敷地を安価で確保出来る=より理想に近いマイホームを実現することができます。

⒉ 自然や食べ物が充実していて、子育てにも最適

地方では家の近くに畑や直売所などが充実していて、採れたての旬の野菜や魚などが安価で手に入ります。都内ではなかなか手に入らない味が濃くて新鮮な野菜がたくさんあります。

上にも記した通り、庭に家庭菜園のスペースを設ければ、子どもと一緒に野菜を育てて収穫を楽しむこともできます。

又、自然がぐっと身近になることによって、都内では不可能だったアクティビティーも気軽に体験することが可能です。

海で、川で、山で、都市部では出会うことのない経験を毎日身近に感じることができます。

都市部ではわざわざ高い値段で取り寄せる必要のある美味しい食材や、何時間も車や電車移動をしなければ体験することのできないアクティビティーを、地元で安価に楽しむことができると思うと、毎日の楽しみが増え、さらに充実した日々を想像することができるのではないでしょうか?

⒊ 都市部に比べて、保育園が格段に見つけやすい

小さな子どもが居るご家庭で必ずといっていいほど問題になるのが「保育園問題」です。人口の多い都市部では保育園に入ることができなかった待機児童の数が多く、保育園問題は都会での子育てにおける大きな課題の一つです。

それに比べて地方では、新年度の入園であれば子どもに合った園をいくつもの選択肢の中から選ぶことができますし、年度途中で入園できる園もあります。

都会では入ることすら難しい保育園ですが、在宅ワークや家事をする際に、子どもを保育園に預けられるか否かは大きな違いがあります。

地方ならではの広大な園庭でのびのびと遊ぶことはきっと、子どもたちが健やかに育つ手助けをしてくれることでしょう。

地方移住のデメリット

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メリットも多い地方移住ですが、都会での暮らしに慣れている方からすればデメリットと感じる部分もあるでしょう。

メリットだけでなくデメリットもしっかりと把握しておき、あらかじめ対策をしておけば、ギャップを感じることなく地方での暮らしになじんでいけるはずです。

⒈ コミュニティーが狭く、行動範囲が限られてしまう

「コミュニティが狭いこと」はメリットでもありますが、隣人同士が干渉し合わない都市部の生活に慣れている方々にとっては息苦しいこともあるかもしれません。スーパー、飲食店、病院など、行く先々で知り合いや隣人に会う機会も多くあります。

少し移動すればいろんなお店があった都会とは違い、美味しいお店や子どもが遊べる場所なども、誰かに聞かないとわからないことが多いです。

そのため、地方で生活するためには「自分で行動し、情報を収集すること」が鍵になってきます。

⒉ 子どもの教育や習い事の選択肢が少ない

地方では、都市部に比べ中学受験率が低く、高校や大学の受験に向けて公立中で勉強するのが基本です。

そのため、進学校以外にも特色ある教育をしている学校など多くの選択肢がある首都圏に比べると、選択肢の多様性に欠ける印象です。

また、子どもの習い事も選択肢がぐっと少なくなります。スイミング、サッカー、ピアノなど一般的な習い事は一通りありますが、都市部で見つけられるような個性的で多様な習い事は中々見つけることが難しいこともあります。

子どもの興味に合った教育環境が身近に整っているかどうか、事前に確認してから移住することで「こんなはずじゃなかった!」という事態を避けられるでしょう。

⒊ 交通手段が限られる

どこへ行くにも大体、徒歩やバス、電車やタクシーで移動することができる都市部に比べて、地方ではバスや電車の本数、タクシーの台数が限られてきます。

自転車や徒歩での移動の他に、長距離移動のためのマイカーは必要であると考えておきましょう。

しかし、地方では駐車場の確保や自宅に駐車スペースを設けることが格段に簡単で安価なため、都市部では諦めていたマイカーの購入ハードルが低くなります。地方移住を機に憧れのマイカーを手に入れるのも、悪い選択肢ではないといえるでしょう。

地方で起業するメリット

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都会ではなく、あえて地方で移住することにもたくさんのメリットがあります。都会での起業に躊躇っていたという起業家の方は、ぜひ地方での起業に目を向けてみてください。

⒈ コストを削減できる

地方は都市部と比較して、物価が安いのが大きなメリットです。事務所の家賃やスタッフの人件費などの差が大きいため、事業の継続年数が長くなればなるほど支出額に差が出てきます。

都内一等地で開業する場合の資金が工面できたとしても、ビジネスが軌道に乗るまでのランニングコストを維持することができなければ、事業を続けることは困難です。コストを安く抑えたいという点において、地方での起業は非常に向いています。

⒉ 競合する起業が少なく、地元のネットワークも活用できる

都市部に比べ、競合する企業が少ないのもメリットと言えます。起業する際に、競合他社の数やシェア数なども念頭に入れて場所選びをすれば、顧客の奪い合いが起こりにくくなります。

また、地方には横繋がりのネットワークが多く、起業家同士のコミュニケーションや商工会による後押しが多いのもポイントです。

地方に特化してレンタルオフィスやコワーキングスペースを展開している企業などもありますので、地方金融機関や信用組合の創業支援活動と上手く組み合わせれば起業資金をかなり抑えることができます。

新しいネットワークと繋がる事によって、今までにないアイディアやビジネスプランなどが見えてくるなど、その可能性は無限大です。

⒊ 地方で起業する人へ向けての優遇措置がある

若者離れが懸念される地方では、新しい事業による経済発展や地方創生効果を期待しています。そのため、各都道府県や市区町村が補助金や助成金を設けています。

起業資金を半額支給したり、販路支援をしたり、事業税を免除したりなど、経費の削減に繋がるさまざまな取り組みを提供している地域がたくさん存在します。

都市部で資金面だけを理由に起業を諦めようと思っている方は、地方でのこうした制度を上手く利用することで事業を行える可能性も出てきます。

地方特有の優遇措置を受け、地域に貢献しながら事業を展開していく。そんな起業の形もひとつの選択肢です。

地方で起業するデメリット

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地方で起業する際には、デメリットと考えられる部分にも目を向ける必要があります。実際に起業する前に、デメリットを無くせるような対策を考えておけば、障害と考えられる部分もスムーズに乗り越えていくことができるはずです。

⒈ 新規参入が難しい場合がある

ライバルが少ないのは事実ですが、昔からそこに根付いている企業がその地域の大多数のシェアを握っているケースも多く、新規参入してきた企業がどれだけ顧客を獲得できるかという問題もあります。

また、その地域でのシェアを独占できたとしても、そもそも市場規模が小さいと会社として成り立たなくなる可能性も出てきます。

起業したい土地での同業他社の動向やシェア率、どれくらいのニーズがあるのか、居住者のステータスや生活について事前に念入りに調べておくことによって、これらの問題が起こるのを防ぐことができます。

⒉ 地域に根ざすために時間や労力がかかる

地方での起業は都市部での起業以上に、ビジネスパートナーや顧客からの信頼度が重要となってきます。

地域に根ざし、信頼を獲得するためにはそれなりの覚悟と時間が必要です。初めは受け入れてもらうのに時間がかかるかもしれませんが、企業がその地域にもたらすメリットをしっかりと伝え、信頼関係を築いていく事ができれば、そこから根を生やすことは不可能ではありません。

顧客に向き合い、しっかりと信頼関係さえ築くことができれば、競合企業の少ない地域でのビジネスは逆に有利ともいえます。

⒊ 人材の確保が難しい場合がある

都市部に比べて人口の少ない地方では、ビジネスにおける人材確保が多少困難になる場合があります。

都市部でよく利用されている転職エージェントや求人サイトがメジャーでない地域も多く、人材を確保することができても、経験やスキルが求めるレベルに達していない、などの可能性もあります。

その地域でよく目にされている求人手段についてしっかりと事前にリサーチし、人材の目処をつけておくことによって、いざ起業となった際のスタッフ不足を防ぐことができます。

また、リモートワークを逆手にとり、地方で起業資金が浮いた分を、都市部でのリモートスタッフに充てることによって、希望するレベルの人材を確保することも不可能ではありません。

地方移住を支援する制度もさまざま

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都市部からの地方移住の動きに伴って、全国の各自治体が地方移住を支援する補助金・助成金などを出しています。

一見すると申請などの手続きが難しそうですが、移住相談員に支援金のことを質問すれば、細かな条件を含め丁寧に教えてもらうことができます。

インターネットで調べることも可能なので、疑問点などがあれば、各自治体に問い合わせをし、不明点を解消しましょう。

たとえば熊本県の場合、下記の「移住支援金」のような支援制度が設けられています。

東京23区に移住直前の10年間で通算5年以上在住または東京圏から通勤されていた方が、熊本県内の市町村に転入し、熊本県が運営するマッチングサイト「ワンストップジョブサイトくまもと」に掲載された移住支援金の対象企業に応募し就業した場合、または、地域課題解決のための起業を行い、県が実施する起業支援事業に係る起業支援金の交付決定を受けた場合、2人以上の世帯にあっては100万円、単身の場合にあっては60万円が市町村から支給されます。

詳しくはこちらのリンクよりご確認ください。

熊本県では単身のためのアパートの家賃相場が4万円〜5.5万円と都市部に比べて非常に安く、これだけの支給があれば、新しい部屋を借りて家具を揃える事は難しくありません。

その他にも、さまざまな支援金が手厚く準備されている地域がたくさん存在しており、広い選択肢の中から自分に合った地域へ移住する事のハードルが大変低くなっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?コロナによって気軽な外出がどうしても難しくなってしまっている現代。

毎日の在宅ワークや、自宅での育児で日々ストレスを抱えながらも、週末に人の集まる空間を避けながら、ストレス発散できるアクティビティーを見つけることでさえ困難な都市部での生活は疲れてしまうことも多いですよね。

心機一転、地方で夢のマイホームを手に入れ自然に囲まれた家族との生活や、地域に密着したビジネスで人々との温かな関わりを実現して、新しい一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

幅広い補助金や助成金を活用することで、さらに快適で理想的な新生活を送ることができます。

ネットを活用したさまざまな可能性が広がっている新しい時代、自分に合ったライフスタイルを「地方移住」で是非探してみてください!

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