荒尾市
2022.01.21
荒尾市のシェアオフィス「チャレンジプラザあらお」の特徴・設備環境・料金・魅力を紹介!
豊かな自然環境に恵まれ、歴史、文化、観光、産業が共存する荒尾市。
そんな荒尾市には、創業を予定している方や、創業まもなくで資金力や経営力が乏しい企業に事業スペースを提供し、入居者の経営や技術相談の支援を行っている「チャレンジプラザあらお」という施設があります。
今回わたし達は、創業を応援する「チャレンジプラザあらお」へ取材をさせていただき、施設の特徴や魅力について詳しく話を伺いました。地方での創業を考えている方、地方で事業スぺ―スを確保したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください!
「チャレンジプラザあらお」の施設概要
荒尾駅から徒歩5分、大牟田駅から車で約20分の場所にある『チャレンジプラザあらお』は、事業スペースだけではなく会議室や談話室などの共有スペースも確保しています。
入居対象者は新たに創業を考えている方や、創業から5年以内の中小企業です。最大のメリットは資金が少ない企業が事業スペースを確保できる点と、荒尾市起業家支援センター、荒尾商工会議所、荒尾市が起業に向けてバックアップしてくれる点です。
販路獲得、商品開発、金融、税務などの専門的なアドバイスを受けられる支援制度が充実しているだけではなく、月額14,000円の利用料金で24時間利用可能な事業スペースを確保できるため、創業期の金銭的な負担を軽減できます。
施設名 | 荒尾市起業家支援センター チャレンジプラザあらお |
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運営会社 | 荒尾産炭地域振興センター |
住所 | 熊本県荒尾市西原町1-3-1 |
アクセス | 荒尾駅から徒歩5分 |
電話番号 | 0968-82-7091 |
営業時間 | 24時間利用可能 |
休館日 | 年中無休 |
料金プラン | 月額14,000円 |
公式ホームページ | https://www.challepla.net/ |
応募資格
「チャレンジプラザあらお」には、以下2点の応募資格が定められています。
- 創業を予定している個人もしくは団体等または企業を設立して5年以内の中小企業者
- 個人の場合は住民票、法人の場合は本社が荒尾市内にあり(市外の場合は入居時には荒尾市内に移転していること)、チャレンジプラザあらおを退出後に荒尾市内で創業予定であること
創業を予定しているか5年以内であることがまずひとつ目の条件。そして、個人であれば荒尾市に住民票があり、法人の場合は荒尾市に本社がある必要があります。
提出書類
「チャレンジプラザあらお」の入居時に必要な書類は以下の7点です。
- 起業家支援センター入居許可申請書(様式第1号)
- 登記事項証明書(個人の場合は、住民票写し)
- 会社経歴書(個人の場合は履歴書)
- 納税証明書及び所得証明書(申請直近分)
- 事業計画書
- 決算関係書類(直近1期分)※創業前の方は必要ありません。
- その他審査のため別途書類の提出をお願いする場合もあります。
応募の流れ
書類申請⇒審査⇒入居という流れで進み、期間としては1~2カ月とされています。また、入居期間は原則として1年間ですが、更新により最大で3年間まで入居が可能です。詳細が気になる方は以下のお問い合わせページをご覧ください。
「チャレンジプラザあらお」のコンセプトと設立された経緯
ここからは、実際に「チャレンジプラザあらお」で働く方へ実施したインタビュー内容について詳しく紹介していきます。多忙の中、さまざまな質問に対して気軽に答えてもらえました!
疲弊している荒尾市を救いたい
---「チャレンジプラザあらお」はいつ頃、どのような経緯でつくられた施設ですか?
詳細はわからないのですが、作られてから今で10年以上になると思います。
山間地域に対する国の補助金を活用しながら、疲弊している荒尾市を助けるために創業者を支援していこうということで施設が作られたと聞いています。
運営元は「荒尾産炭地域振興センター」です。荒尾市が密接に関係していて、荒尾市の相互政策により運営されている施設です。
体力がついていない企業を支援する
---施設のコンセプトや特徴を教えていただけますか?
施設は基本的には3部屋で、3人の方の創業者が入居できます。創業して間もない企業はまだ体力がついていないことが多いので、成長していく過程を支援するというコンセプトで運営しています。
「チャレンジプラザあらお」の特徴
続いては、「チャレンジプラザあらお」ならではの特徴についてお話を伺いました!
創業に関する相談は気軽に受け付けている
---オフィスAとオフィスBが利用されているのを見ましたが、現在はどんな企業さんが利用しているんでしょうか?
オフィスAは半導体の金型の製造会社が入っています。本来であれば自分でオフィスや工場持ちたいと考えているが体力がついてないため、現在は外注で加工しています。
オフィスBは植物工場の会社です。太陽光発電を使い野菜を栽培する計画を立てていて、その試験をこの施設を利用して行っています。
オフィスCは現在空きとなっているため、絶賛入居者募集中という状態です!
ちなみに、現在利用している2社からは創業相談を受けています。私が相談に対応しているのですが、こちらの2社は創業相談に直接こられました。事業化をするということなので、こちらの施設に入っていただいています。
※オフィスCが空いているのは記事執筆時点(2022年1月15日)での情報です。最新情報に関しては公式ホームページをご覧ください。
---施設の存在を知るきっかけはネット広告やSNSなどがありますが、こちらの施設の場合はどのような経緯で利用される方が多いですか?
一般的には、定期的な地方新聞広告の出稿と市の広報による告知です。現在利用していただいている2社は、たまたま私のところへ直接相談にきたという形になります。
当施設は法人化するための手伝い
---利用者同士で交流したり企業同士で繋がることもありますか?
現在は利用している業種が違うということもあり、そこまでの繋がりはありません。もうひとつの原因としては、オフィスBに入居している方はこちらの施設へ週に数回しかお見えにならないため、深い交流や繋がりはありません。
---法人の入居者に対するサービスやメリットを教えていただけますか?
創業したばかりの方が入居する施設なので、入居してから法人化する形になります。そのため、現在は法人へのメリットやサービスはとくにありません。当施設では、法人化するための手伝いをしています。免許税の減免や融資制度の案内など、自治体で受けられる支援制度の案内も行っています。
「チャレンジプラザあらお」の設備と環境
「チャレンジプラザあらお」の設備や作業環境に関するインタビューは以下の通りです。
地元の起業家と繋ぐ
---各オフィスや共用スペースにおいて、利用者が快適に使える工夫やこだわりがありますか?
そのためということではありませんが、必要に応じて私のほうでお世話と支援をしています。こちらで対応できない場合でも、荒尾商工会の方で支援が可能です。また、私が親しくさせてもらってる地元の起業家と繋ぐこともできるため、気軽に相談してもらえる工夫はしています。
創業を支援するセミナーを定期的に開催
---地元企業と都会企業の繋がりを支援するイベントやセミナーはありますか?
創業を支援する施設なので、定期的にこちらで創業したい方や間もない方へ向けた手続きや知識を提供するセミナーは開催しています。
---具体的にはどのようなセミナーが企画されていますか?
ビジネスプランを作ることを最終目的にしたセミナーです。業種、飲食業についての創業関するものや、女性を対象にしているテーマなど時々で対象を変えていますが、基本的には創業をメインにしたセミナーが主に企画されています。
セミナーの企画は外部の団体やコンサルタントが企画することもありました。今回からは、私も中小企業の一員して活動しているので、今までとは異なるセミナーを開催しようと準備しています。
「チャレンジプラザあらお」のおすすめ料金プラン
「チャレンジプラザあらお」を利用する際の料金プランについてもお話を伺っています。
月額14,000円というリーズナブルな価格
---入居するにあたりどのような料金プランが利用できるのかを教えていただけますか?
事業スペースは20平米で月額14,000円です。初期費用はなく共益費込みで月額14,000円がかかるだけなので体力がついていない企業でも安心できるかと思います。また、駐車場は無料でスペースも十分に確保できる環境です。
審査期間は1~2カ月程度
---申し込みから利用開始までどのような手続きの流れになるか教えていただけますか?
まずは申請書を出してもらい審査を受けてもらう必要があります。その時に、こちらの施設利用に関する概要などを説明させてもらいます。あとは、審査の時は必ず立ち会うようにしています。
審査基準に関しては、創業間もないか数年以内が条件としてあります。荒尾市に住んでいる、または荒尾市で事業をされるというのは利用する絶対条件です。事業内容についての明確な決まりはありませんが、荒尾市に貢献できるものが望ましいです。
審査の時間は早ければ1ヶ月程度ですが、通常は2カ月前後かかります。更新の際には再度の審査を行い、通過すれば更新可能という流れとなります。
創業を考えている方は気軽に「チャレンジプラザあらお」へご相談ください
---こちらの施設はどのようなメリットから利用者の方に選ばれていると思いますか?
まずは月額14,000円というところ。この月額料金には電気代なども含まれているため、非常に安く事業スペースを確保できる点は大きなメリットだといえます。また、市が運営しているため、公的支援を受けやすいというのも利用者におすすめしたい点です。
---最後になります。シェアオフィスを選定中の方に向けて施設のPRをしていただけますか?
今は3室しかなく限定的な形になっています。
しかし、他のシェアオフィスではもう少し細かく壁を区切り机だけを置いているとかそういう形態もあります。今後はそういった形にもニーズや要望があれば応じていくつもりです。必ず20平米の部屋を使わなければいけないというわけではありませんので、柔軟に対応しようと考えています。
荒尾市で創業を考えようと思っている方は、まずは気軽にご相談にきていていただきたいです。入る入らないは別として、まず相談にきてもらえれば嬉しいです。
筆者が感じた「チャレンジプラザあらお」の魅力
「チャレンジプラザあらお」は事業スペースを確保できるだけのシェアオフィスだけではなく、創業の応援をしてくれる場所です。
もちろん月額14,000円というリーズナブルな価格は魅力的ではありますが、それ以外にも創業に関するお手伝いをしてくれるという点は、他のシェアオフィスにはない大きなメリットであるといえるのではないでしょうか。
規模的には小さなシェアオフィスではありますが、荒尾市と密接な関係があるため自治体からの支援も受けやすい環境です。どのような事業を展開していきたいかも相談できる環境なので、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。
まとめ
荒尾市にあるシェアオフィス「チャレンジプラザあらお」の施設概要、特徴、設備、環境、料金プランなどを紹介していきました。
地方へ移住して起業を考えている方、または荒尾市で事業を行いたいと考えている方は、ぜひ「チャレンジプラザあらお」へ相談してみてください。