Interview
移住者インタビュー
地元の方々と目線を合わせて取り組む、今までにない地方創生
株式会社MARUKU アカウントマネージャー 甲斐 翔大
横浜の六浦で育ち、20代は芸能事務所で社長室兼マネージャーとしてタレントブランディングなどを担当。
その後、30代でWebを活用した仕事を経験したのち、株式会社MARUKUに入社。
2019年1月からは熊本県の山都町に移住し、アカウントマネージャーとしてITを活用した地方創生事業などに取り組む。
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この人たちと働いたら楽しそう。だから、移住を決めた。
九州のほぼ真ん中にあることから“九州のへそ”と呼ばれる熊本県上益城郡山都町。そんな自然に囲まれた土地で独自のサービス・技術を駆使し、ICTによって地方創生の基盤をつくることで社会貢献を目指しているのが株式会社MARUKUです。
株式会社MARUKUで活躍する甲斐翔大さんが熊本県への移住で感じた魅力や気づき、そしてこれからについて、詳しく話を聞きました。
──事業内容について教えてください。
WEBを活用した企業のブランディングや、自治体の地域活性及び観光とのプロモーション、企業誘致に携わっています。
──移住を決めた理由は?
「この人たちと働いたら楽しそうだな」という気持ちが、僕が移住を決めた背景です。
今までは“何をしたいか”や“何になりたいか”など、目的で仕事を選び、それに合わせて住む場所を決めていました。働く場所に住む場所が縛られる形です。
でも“誰と働くか”から入ると、想像力が増す気がして。どこで働くかも関係なくなりましたし、今いる環境の価値を上げるための“何か”を考えるようになりましたね。つまり、MARUKUがめっちゃ好きだから移住しました(笑) -
「地元の方と目線を合わせて目標に向かうこと」が創生には不可欠。
──熊本県移住に不安はありましたか?
不安はまったくありませんでした。というのも、移住する前に一度山都町に遊びに来たことがあって、今いる社員さんたちと会ったことがありました。それが一番大きかったですかね。移住を決めた時からワクワクしか感じていませんでした。
──熊本県での取り組みについて教えてください。
ITを活用した地方創生事業をおこなっています。
たとえば、ある自治体では“企業誘致”を目標に、役場の方々・熊本進出企業・地場企業、そして株式会社MARUKUと、普段交わることのない多様な方々が集まり、現状での課題整理をおこない、解決案を出し合う取り組みを実施しました。現在施策をスタートさせる真っ最中です。
その場所にとって今までにない取り組みをおこなうことで、地元の皆さまとしっかりと目線を合わせ、目標に向かっていくことが創生には不可欠だと思っています。 -
思い出がある場所はすべてふるさと。帰る場所はどこにでもある。
──熊本県に来て、どんな変化がありましたか?
大自然の中でデジタルデトックスをしながらアウトプットのみに集中できるという、とんでもない素晴らしい環境に囲まれていることに気づきました。
東京ではさまざまな情報に囲まれていて、それで“情報を得た気になっていた自分”がいたと思っています。
こちらでは自分から探しにいかないといけないので、視座を上げて情報を俯瞰するという自分の中での規律ができたのは大きな変化でした。
──熊本県での暮らしはどうでしょう?
先に伝えておきますと、熊本は夏は暑すぎ、冬は寒すぎです。ただし、人は温かすぎです(笑)「来てくれてありがとう」という言葉を直接いただくと、本当に来てよかったなと思います。
ある人から言われたのが「思い出がある場所はすべてふるさと。そう思えば帰る場所なんてどこにでもあるし、もうあなたにはできてるよ」という言葉。僕はこの言葉を一生大切にしていこうと思いました。 -
今の環境を心から好きになることが、行動のモチベーションになる。
──地方創生についてや、これから目指すことを教えてください。
「自分が住んでいるところが好きだから、少しでも良くしていきたい」というお話を聞くと創生の主人公はやはり地元の方々だなととても思います。
僕は“好きになること”は人が行動するモチベーションに変わると思っています。大切なことは、今の環境を心から好きになることだと思います。好きになって生活をすると、視界に入る情報が変わります。情報が変わると、考え方が変わり、言動が変わります。
僕は今の時代は“誰が言うか”がキーポイントになると思います。そんな誰かが、地方から生まれ続ける環境構築を熊本の皆さまと目指していきたいと思っています。
熊本とともに働きましょう。僕も熊本が大好きになったので、皆さんも熊本が大好きになると思います。
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